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「リスク許容型節約生活」のすすめ

ECショップオーナー兼大家さんの視点から賢い消費と節約について考えます。

【ポイント】” 陸マイラー ”の話

シュオットです。

2016年に一気に世に認知された感のある「陸マイラー」ですが、私も有名ブログで勉強させていただいて、陸マイラー活動を行っております。

実のところ、以前からマイルとは縁がありマイレージプログラムにはお世話になっておりました。日本で本格的にマイレージプログラムがスタートしたのは1997年のことと記憶しておりますが、2000年代初頭にビジネスの決済を全てクレジットカードで行いマイルを貯める、という今では当たり前となっている手法で膨大なマイルを貯めた親族がおり、マイルをいただいて世界中を旅行させて貰った良い思い出があります。

今はなきノースウエスト航空や経営不振となる前のユナイテッド航空を譲渡の関係でよく利用させていただきました。シンガポールからバンコクまでのマレー半島縦断や、バンクーバーからのウィスラースノボツアー、サンフランシスコからロスまでの国道1号ぶらりレンタカーの旅など、マイルには良い思い出しかありません。

 

件の「陸マイラー」は、ポイントサイトに案件として掲載されているクレジットカード発行やFX口座作成、飲食店の覆面調査などを行い、得点としてのポイントをマイルに変換するという手法でマイルを貯める方々を指します。2000年代後半から存在していたようで、” ANAパパ ”などの有名ブログを通じて2016年にBuzzったようですね。「ポイントサイト」、「ソラチカルート」、「ANAワイドゴールドカード還元率」など上記ブログをはじめ、多くの先駆者が情報を発信されておられるので、是非ご参考ください。

陸マイラーがいつまで存続し得るかは分かりませんが、マイルとは何かと縁があるので、今さらながら仕組みについて考えてみました。

 

純化したお金、ポイント、マイルの流れを下図に示します。因みに「ポ」はポイントサイト、「中継」はPeXなどのポイント中継サイトです。この2つは同一運営体であったり2つの役割を同時に兼ねていたりするので、あまり分ける必要はないのかもしれません。

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上図で見ると、陸マイラーのマイルの源泉は企業の広告費であることがわかります。企業はクレジットカードの発行体であったりFX業者であったりするわけですが、確実に口座を開設させる効果のある広告媒体としてポイントサイトは大きな価値があるのでしょう。後は蒔いた広告費が利用料金となって帰ってくるかどうかで有効性が直接判断できます。

ポイント文化は日本でよく発展しているようなので、これらの広告方法が有効かどうかは、例えば日本を主な市場とするクレジットカード発行体の決算書でカード部門の営業費用、新規発行数、稼働率、カードショッピング売上などを継時的に見れば、我々にも分かるのかも知れません。営業費用と新規発行数に対して稼働率や売上が上がらなくなった時が陸マイラーの終焉となるのでしょうか。

 

因みに、以前から存在しているクレジットカード決済によるマイルの仕組みは下図のようになります。

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前図と違うのは、企業が決済サービスの利用料としてお金を支払っている点であり、エンドユーザーからの直接のレスポンスは期待していないということです。従って、陸マイラーの源泉たる広告費が失われても、クレジット決済によるマイル獲得がなくなることはないでしょう。

クレジット発行体だけを考えれば、ポイントサイトは下図のように広告の担い手として既存の仕組みにはめ込む形で設計されたものとも言えます。

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ユーザーと広告主を直接つなぐ新しい広告媒体としてポイントサイトが黎明期を迎えています。ユーザーの立場としてはこの機を賢く活かしたいものです。